体を温める為の食生活
ちょっとしたことで、体が温まったり、逆に体を冷やしてしまう事がある、ということをご存じでしょうか。
体を温める食習慣、体を温める食材や調理法、逆に体を冷やす食習慣、体を冷やす食材や調理法、などがあり、これらのことにちょっと気を付けるだけで、体を温めることに役立ちます。
今回は、体を温めるポイントについて、簡単にお話したいと思います。
食べ過ぎは体を冷やす?
体を温める為の食生活で、まず気を付けたいことは、食べ過ぎです。
冷えと胃腸は密接に関係しているので、胃腸を大事にするためにも、食べ過ぎは禁物です。
でも、どうしてもついつい食べてしまうのが人間というものですよね。
私が実際に実践している方法は、夕食だけ少なくするという方法です。
というのも、夜眠る時に胃の中に食べ物が入っていることは、胃腸にとって非常によくないことだからです。
なので、朝と昼はしっかり食べて、夜は控えめにする、これがポイントです。
そして、なるべく早く夕食を摂ってください。
せめて寝る2時間前には胃の中に何も入れないようにしてくださいね。
よく噛むことが大切
それから、同じ理由(胃腸を大事にするという理由)で食べ物はよく噛んで食べましょう。
少なくとも30回は噛んで食べてください。
ただ、毎回「1回、2回・・・」と数えていると食事が美味しくないので、あくまでイメージで大丈夫です。
最初は難しいかもしれませんので、「いつもよりはよく噛もう」くらいでいいと思います。
徐々に噛む回数を増やしていってください。
よく噛んで食べることは、ダイエットや美容にも効くので、だまされたと思って実践してみてください。
私は元々あまり噛まないで食べてしまう人だったので、最初は苦労しました。
でも、よく噛むと、今までとは食事の味が違う事に気付きました。
よく噛んだ方がうまみがでるというか、美味しく感じられますよ。
美味しく食べられて体にもいい!一石二鳥ですよね。
是非、実践してみてくださいね。
体を温めるもの冷やすもの
次に、ではどんなものを食べると体を温めることができるのでしょうか。
食材はその性質から、大きく分けて、体を温める「陽の食品」と、体を冷やす「陰の食品」に分けられます。
言わずもがな、体を温めるためには、この「陽の食品」を中心に食事をする必要があります。
では、何が「陽の食品」で、何が「陰の食品」なのでしょうか。
話は少しそれますが、人をはじめとする生命は、「自分の体に適したもの」「必要なもの」をよく知っています。
ただ、現代の社会では、色んなものに侵されて、その感覚が鈍くなっています。
もし、その感覚が今も研ぎ澄まされているのであれば、自分の体に欲するものを食べることが1番ベストなのです。
しかしながら、それができる人は非常に少ないのが現状だと思います。
では、何がベストなのかを、どうやって判断すればいいのでしょうか。
自然が一番
それは、周りの環境が教えてくれます。
長い歴史の中、その環境に合わせるように体が作られてきたからです。
基本的には、自分の生きているところで自然にあるもの、つまり「地産地消」の食べ物を、その季節に食べることがベストなのだと思います。
特に健康な人が健康を維持するためには、日本人なら、日本で栽培される旬のものが体にとってベストということです。
話を戻しますが。
この考え方で考えると、「陽の食品」と「陰の食品」が何なのかがおのずとわかってきます。
つまり、寒い地方、寒い時期にできるものが、「陽の食品」
逆に、暑い地方、暑い時期に出来るものが「陰の食品」
となります。
こう考えると簡単ですよね。
ただ、本来であれば、地産地消の旬の食材がベストではありますが、既に冷えてしまっている人は、体を温める為に、寒い地方、寒い時期に作られたもの、そういったものを中心に摂ることを心掛けてください。
具体的な食材については、別の記事に書きますね。
まとめ
ちょっとした食生活の違いで、体を温めたり冷やしたりすることがあります。
できることから少しずつでいいので、体を温める食生活にシフトしていってください。
陽の食品を中心にした料理を、食べ過ぎず適度な量で、そしてよく噛んで食べるといった温め食生活を、少しずつでもいいので実践することで、体を温めていってくださいね。
最近のコメント