痩せていても油断は禁物☆あなたも脂肪肝かも!?

最近、私の大切な人が「脂肪肝」だと健康診断で言われました。

血液検査でも異常はなかったのですが、超音波検査で見つかりました。

お酒は一滴も飲まないし、全然太ってもいないので、周りの人はみんな驚いていました。

きっと本人も青天の霹靂だったのではないかと思います。

 

こういったように、痩せているけど健康診断で「脂肪肝」が発覚する人は決して少なくありません。

特に最近は増えてきているようです。

もしかしたら、これを読んでいるあなたも「脂肪肝」になっているかもしれません。

では、どうして痩せていてもお酒を飲んでいなくても脂肪肝になってしまうのでしょうか。

 

脂肪肝とはなんぞや

では、脂肪肝ってなんなのでしょうか。

言葉はよく聞いていても、それが何かをしっかり理解できている人はそんなに多くないのではないでしょうか。

かく言う私も「脂肪肝って何?」と聞かれて、「それはね・・・」と言いかけ、「なんだっけ?」と慌てて教科書を開いてしまったくらいです(笑)。

わかっているつもりでも、言葉にするのって難しいです。

 

今の時代、教科書なんて開かなくても、検索すればそのくらいの情報は出てくるわけで。

グーグルで「脂肪肝」って引いてみたら、ちゃんと出てきました。

 

脂肪肝とは、食べ過ぎや飲み過ぎで肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった肝臓の肥満症とも言える状態

 

ふむふむ、なるほど。

でも、それだと、食べ過ぎて太ったら肝臓にも脂肪がついたって言っているみたいですよね。

でも、痩せているのはおかしくないですか?

 

って声が聞こえてきそうです。

確かにそうですよね。

というのもこの脂肪肝、本当はそんな単純なお話でもないのです。

 

肝臓さんは偉大

本当の意味での「脂肪肝」について知ろうと思えば、肝臓の機能について詳しく知る必要があります。

ただ、もしそれを書いたら恐ろしい量になってしまうので、ここで全てを書くことはできません。

でも、「そこまで言われたら気になるじゃないの」「いや、どうしても知りたい」って方がいたら、それはもう「どうぞ生化学系の教科書を買ってください」という話になってしまいます。

そう言うと少し意地悪な感じもするので、ちょこっとだけ、ここではびっくりするくらい単純化した説明だけ書きます。

 

肝臓の機能はものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくたくさんあります。

細かく1コ1コ書いたら、ここでは書ききれないくらい。

肝臓と同じ機能を人工的に作ったら(工場を建てたら)、少なくとも東京ドーム1個分くらいの大きさの工場が必要らしいですから、それはそれは凄く多くの事をしているわけです。

 

その中の1つに、「脂質代謝」というものがあります。

「脂質代謝」とは何かという事をすっごく簡単に説明すると、食事で得た脂肪を、体のそれぞれの部分で使える形にして、必要に応じて貯蔵したり、供給したりする働きの事です。

この「脂質代謝」は肝臓以外でも行われていますが、肝臓がその中心的役割を果たしているのです。

具体的には4つの働きがあります。

  1. 胆汁酸塩や胆汁を生成して、脂質の消化吸収を促進
  2. 脂肪酸の合成や酸化、トリアシルグリセロール(中性脂肪の1つ)やリン脂質の合成の為の活発な酵素系の保持
  3. 脂肪酸をケトン体に変える
  4. 血漿リポタンパク質合成や代謝で全体を統括

 

「なんだそれ」って感じだとは思いますが、脂肪肝に関係しない部分はスルーしてもいいと思うので、ここではあまり気にしないで大丈夫です。

「ふーん」くらいでOKです。

まぁ、こんな感じで、脂質代謝に大きな役割を果たしています。←雑

脂肪肝はこれらの働きに障害が起こって生じるわけです。

では具体的にはどんな障害のせいで脂肪肝になるのでしょうか。

 

意外と複雑な脂肪肝

脂肪肝とは、トリアシルグリセロールの産生と輸出の不均衡が起こると引き起こされる疾患です。

この観点から、脂肪肝は主に2種類に分けられます。

  1. 遊離脂肪酸の上昇が起きた時
  2. 血漿リポタンパク質の産生に代謝障害が起きた時

(アルコールによる脂肪肝はここでは割愛します)

 

もう、これで「は?」って感じですよね。

補足します。

 

まず、「遊離脂肪酸」とは「脂質」と「血清アルブミン」がくっついたものです。

血清アルブミンって、検査などで聞いたことがあるかと思いますが、血中内タクシーのようなものです。

いろんなものを運ぶ働きがあります。

リポ蛋白とは、脂質とアポリポ蛋白が結合したものです。

アポリポ蛋白は「なんかそんな名前の蛋白」くらいの認識で大丈夫です。

脂質は油なので、水に溶けることができません。

なので、リポ蛋白として血中を運搬されます。

つまり、脂肪はそのままでは血液中を旅できないのです。

タクシーに乗るのか、特殊な空飛ぶ洋服みたいな服をきるか、こんな感じで移動しているわけです。

 

だんだん何の話をしているのかわからなくなってきましたが。

 

話を戻しますが、脂肪肝を引き起こす2つのケースについて説明します。

まず1に関してです。

タクシーに乗っている方の脂質「遊離脂肪酸」はそのまま利用もされるのですが、細胞毒性があるので、その量が増えると、肝臓に取り込まれ、エステル化され、リポ蛋白に変えられて、脂肪組織に送り戻されます。

この遊離脂肪酸が、ものすごくたくさんになると、リポ蛋白の産生が追い付かなくなります。

大量に押し寄せる「遊離脂肪酸」に対して、肝臓さんが「ちょっと待って」「今作っているんだってば!」状態に陥るわけです。

そうすると、肝臓にトリアシルグリセロールがたまってしまい、脂肪肝になるわけです。

※トリアシルグリセロールとは、3つの脂肪酸とグリセロールがくっついたもので、主な脂肪酸貯蔵物質です。リポ蛋白の材料となります。つまりリポ蛋白製作途中のものです。

 

次に2つめです。

2に書いた障害とは具体的に

  • アポリポタンパク質の合成阻害
  • 脂質とアポリポタンパク質からのリポタンパク質の合成阻害
  • リポタンパク質中に含まれるリン脂質の不足
  • リポタンパク質の分泌機構自体の欠損

の4つがあります。

このどれが起こっても、うまくリポタンパク質が生成できずに、やっぱり肝臓にトリアシルグリセロールがたまってしまい、脂肪肝になるわけです。

 

つまり、リポタンパク質の生成過程の中で、何らかの理由で仕事が過剰になるか、材料が足らないか、はたまた製作過程が上手くいかないか、こういった事が起こった時に、脂肪肝は起こるのです。

 

肝機能が落ちると脂肪肝も引き起こす

しかしながら、仕事過剰でもなく、材料も足りていて、特にこれといった障害が起こってもいないのに、うまくリポタンパク質を生成できない時もあります。

つまり、何らかの理由で、肝臓の機能がおちると、特に慢性的に落ちた状態のまま放置すれば、脂質代謝に異常が生じ、同じように肝臓にトリアシルグリセロールがたまってしまい、脂肪肝を引き起こしてしまうのです。

肝機能が落ちる理由は様々です。

疾患の場合もあるでしょうし、術後など体力の低下、過剰なダイエットなどの栄養失調など、様々な原因があげられます。

その中の一つに、肝臓が冷えているという事もあります。←やっと冷えがでてきた!

 

人間が生きていくために必要な生命活動の中には、色んなものがありますけど、その生命活動に必要な、ものすごい数の化学反応が体内では常に起こっています。

もちろん、肝臓の中でも、たくさんの化学反応が起こっています。

それら化学反応には必要な温度があります。

それを、至適温度っていうんですけど。

その温度にならないと化学反応の活性が低下して、生命活動が鈍るんです。

 

肝臓も例外なく、必要な温度にならないと肝機能が落ちてしまいます。

内臓が冷えると、こういった理由で肝機能が低下して、脂質代謝も正常に行われず、脂肪肝になってしまうというわけです。

 

もちろん、理由はこれ1つではありません。

しかしながら、肝臓が冷えた状態だと、肝臓の全ての機能が低下して、脂肪肝や他の様々な疾患につながるという事だけは事実です。

他の臓器も同じです。

生命活動が正しく行われないので、体の不調があちこちで起こってくるのです。

内臓冷えは深刻な状態なのです。

 

もし「内臓が冷えているのでは」という自覚のある人は、一刻も早く冷え対策をして、冷えを治してください。

もちろん、「内臓冷え」だけではなく、冷え性そのものが怖い状態です。

そのまま放置していると、多くの体調不良を引き起こすので、1日も早く冷え性を改善してくださいね。

 

2 件のコメント

  • いろいろな情報をありがとうございます。
    脂肪肝も、内臓の冷えが関係あるとはしらず、驚きました。自分は、手足も冷えていますが、内臓の冷えのところの項目も結構あてはまるので、内臓も冷えているのかもしれないと思いました。冷えのせいで、怖い病気を引き起こすかもしれないなんて、少しずつでも、冷えを解消していくよう、いろいろ情報を頂いている中から始めなければと思います。

    • とも様

      ともさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      お役に立てたみたいで嬉しいです。
      あまり知られていませんが、内臓冷えはもちろんのこと、冷えは様々な病気を引き起こしますので、怖いですよね。
      血流を良くして冷えを改善できれば、色んな不調も解消されると思いますし、頑張って冷えを改善させてくださいね。

      今後もお役にたてるように色々な記事をアップしていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします。

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